自宅でG-Plus!『みんなで気軽に自宅でG-Plus食品を作るためのTIPS』

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おウチでG-Plusできるんだ?!
軽度不調と深く関係する栄養成分をとるんだ。おウチでも出来るヨ!

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日本人で
不足しがちな
栄養成分とは?

1. 軽度不調と関連があって日本人で不足しがちな栄養成分とは?

軽度不調を感じる人で摂取量が少ない栄養成分は全部で17種類(葉酸、β-クリプトキサンチン、ナイアシン、食物繊維、ビタミンB6、ビオチン、マグネシウム、ビタミンA、パントテン酸、不溶性食物繊維、カリウム、リン、銅、鉄、亜鉛、β-カロテン、ビタミンB1)。
その中でも、体のふしぶしが痛む、頭が重かったり頭痛がする、首筋や肩がこる、目が疲れる、腰がいたい、胃腸の具合が悪いなどの身体愁訴と関連が深いのが、葉酸、β-クリプトキサンチン、ナイアシン、食物繊維、ビタミンB6、ビオチン、マグネシウム、ビタミンAの8成分。

また、日本人で不足しがちな栄養成分も知られています。不足は、厚労省の食事摂取基準2020年版に対して、国民栄養調査(令和元年度版)で摂取している栄養成分を比較することで知ることができます。以下の表で確認してください。ただし、β-クリプトキサンチン、不溶性食物繊維、ビオチンは国民栄養調査項目には入っていません。

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軽度不調と関連していて、日本人が不足しがちな栄養成分は、
食物繊維、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB6、葉酸、パントテン酸、
カリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛 の10栄養成分です。


軽度不調状態で不足している17の栄養成分

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不足している
栄養素を
多く含む食材は?

不足している栄養成分を多く含む食材とは?
このような栄養成分はどのような食材から摂ることができるのでしょうか。
+をクリックしてご覧下さい。

食物繊維

多く含まれる食材
きくらげ、寒天、こんにゃく、ひじき、干ししいたけ、緑茶パウダー、おから、きのこ類、わかめ、刻み昆布、焼き海苔、小豆餡、豆類、切り干し大根、大豆・豆類 他

ビタミンA(β-カロテン)

多く含まれる食材
味付けのり、焼き海苔、緑茶パウダー、乾燥パセリ、乾燥とうがらし、人参、シソ葉、モロヘイヤ、ほうれんそう、かぼちゃ、アシタバ、春菊、豆苗、にら、大根葉、ルッコラ、つるむらさき、おかひじき、小松菜 他

ビタミンB1

多く含まれる食材
米糠、パン酵母、豚肉、小麦胚芽、ごま、マイタケ、干しのり、ハム、乾燥パセリ、らっかせい、昆布、うなぎ、大豆、たらこ 他

ビタミンB6

多く含まれる食材
米糠、にんにく、乾燥とうがらし、乾燥パセリ、小麦胚芽、かぶ葉、マグロ、マッシュポテト、緑茶パウダー、酒粕、牛肝臓、かつお、いわし、黒砂糖 他

葉酸

多く含まれる食材
焼き海苔、味付け海苔、鶏・牛レバー、乾燥パセリ、緑茶パウダー、ケール青汁、豆類やきな粉、ブロッコリー、わかめ、枝豆、干ししいたけ 他

パントテン酸

多く含まれる食材
鶏・牛・豚レバー、干ししいたけ、パン酵母、納豆、脱脂粉乳、煮干し、緑茶パウダー、乾燥とうがらし、卵黄、にじます、そば粉、かれい、落花生 他

カリウム

多く含まれる食材
干しずいき、昆布、わかめ、ひじき、切り干し大根、ドライトマト、バジル粉、海苔、緑茶パウダー、ココア、干ししいたけ、きな粉、大豆、全粉乳、カレー粉 他

マグネシウム

多く含まれる食材
あおさ、わかめ、米糠、刻み昆布、ひじき、干しエビ、乾燥パセリ、煎りごま、そば粉、アーモンド、大豆、アマランサス、きな粉、緑茶パウダー 他

多く含まれる食材
パジル粉、赤こんにゃく、青のり、きくらげ、あさり、カレー粉、パプリカ粉、こしょう、スモークレバー、緑茶パウダー、乾燥パセリ、煮干し、干しエビ 他

亜鉛

多く含まれる食材
牡蠣、小麦胚芽、かつお塩辛、パプリカ粉、スモークレバー、さば節、牛肉、粉チーズ、煮干し、ココア、豚肝臓、大豆胚芽、ごま 他

食品成分データベース(https://fooddb.mext.go.jp/)から

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決め手は
食事バランス!
簡単おすすめ
レシピ!

不足しがちだからといって、一つの食材ばかりを食べていても意味がありません。
大切なのは日々の食事バランスです。おすすめレシピは、ちゃんと食べたい女性や中高年男性の方向けに、軽度不調と深く関連する食品成分がしっかり摂れるように設計されています。
毎日の食事を美味しく楽しく摂って、良い循環をつくりましょう!

調理の仕方によっては栄養素が失われることもあるので注意してネ!

参考資料

軽度不調関連栄養成分は調理によってなくなることがある? 最適な調理法ってなに?

調理方法により、栄養成分、特にビタミン類が変化してしまうことがあります。
以下に、各調理によるビタミン類の消失率を示します
https://www.naro.go.jp/laboratory/nfri/contens/ffdb/vitamin.html

ビタミン類の中では、60%以下になってしまう調理法は以下になり、注意が必要です。
△ビタミンA:干す、焼く、炒める
 ビタミンD:焼く
 β-クリプトキサンチン:全ての調理(生がおすすめ)
△ビタミンB1:茹でる、炊飯、炒る
 ビタミンB6:煮る
 パントテン酸:洗う、冷凍:解凍
 ビオチン:焼く、炒める
 葉酸:圧力調理(減衰率が大きいので絶対避ける)、加熱調理全般=>レンジクックがおすすめ
 ビタミンC:加熱調理全般=>レンジクックがおすすめ

細かいデータは以下の表にまとめてありますので、ご参照ください。
(クリックすると、PDFが開きます)


表1 各調理法ごとの脂溶性ビタミン残存率
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表2 各調理法ごとの水溶性ビタミン残存
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表3 食品の調理と方法に関する分類の考え方
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